前回は10時間にも及ぶ終わらない夢のような long setだった Mix Master Morris
そしてPROVOでの出会いから約半年、2度目の接触がセッションの時となった
バイオリニスト勝井佑二と高橋クニユキを迎えての開催、
チルアウトグルーヴパーティー”NOCTURNE”
まだまだ続く永い永いたびの一夜を、ここで一緒に楽しみましょう。

NOCTURNE culture day special!!
DATE:2011/3 (THU)
START:18:00
ENTRANCE: 2000yen
*guest dj
Mix Master Morris
*guest live
Yuji Katsui + Kuniyuki Takahashi session
*nocturen djs
dj Kei
Gak
Daisaku
Iga
Toom
*vj
4460
Yuragi
MIXMASTER MORRIS
アンビエントDJ/アンダーグラウンドミュージシャンのMixmaster Morrisはブライトン生まれ、DJキャリアはロンドンの無認可ラジオで始めた自分の番組’Mongolian Hip Hop Show’からスタートした。?Irresistible Forceとして作品を発表しだしたのが1987年で、時を移さずUKアシッドシーンの立役者の一人としてThe Shamen, The Orb, Spiritualized, ColdcutやSystem 7などと仕事をした。The Shamenとは2年間にわたってツアーをいっしょに廻ったが、ベースのWill Sinottの事故死によってそのツアーの幕が落ちた。
1990年、初めてのチルアウト・コンピレーションと後々謳われることとなったGive Peace a Dance 3をCampaign for Nuclear Disarmament (CND)という政治的キャンペーン団体のために編纂、その後Chillout or Die シリーズをRising Highからリリースしていった。The Morning Afterは彼にとって初のメイジャー・レーベルのミックスアルバムとなり、Abstract Funk TheoryがObsessiveから続いた。2003年、Return to the Sourceから出たGod Bless the Chilledが今のところ最後のミックスものとなっている。1985年以来、彼はおびただしい数のリミックスを手がけていて、そのうち最も賞賛を受けているのがColdcutの ‘Autumn Leaves’で、チルアウトの名盤として今でもしばしば人気投票のトップを取っているほどだ。
90年代初期、彼はピュア・アンビエントを集中してプレイしたり、アンビエント・エレクトロニカが定着する功労者ともなった(アンビエントミュージックについての記事をいろいろ参照のこと)。その頃の主だったレジデンシーはLostでのDetroit masters, オリジナルfestival-in-a-clubでのMegatripolis, Megadog のcrusty capital そしてAphex Twin といっしょだったTribal Gatheringなどがある。
また90年代を通じて、大々的にエレクトロミュージックについての記事をNew Musical Express (NME), Mixmagや i-D Magazineに寄稿。ブリクストン(ロンドン南部)で大人気だったダウンテンポパーティNubientを3年間主催していた。1994年にはThe Big Chill設立に一役買い、UKのトップチルアウト・イヴェントとなり、10周年目のアニヴァーサリーはいまだに記憶に新しいところだ。1998年、 Ninja Tune に参加(レーベル、マルチメディア)DJとしていっしょに廻ったり、作品をリリースした。1999年にはIbiza DJ Awardsにて「ベストチルアウトDJ」をゲット、Cafe del Mar,Cafe Mambo、Kumharas, Las Daliasといったイビサの老舗どころのバーでひっぱりだこの忙しさだった。Morrisはやがて熱心なイビサ・チルアウト支持者Rob da Bank, Chris Coco, Pathaan, Lenny Ibizarre, Jose Padillaらと親しくなった。今日もグローバルDJとして忙しいスケジュールをこなしていて、そのアンビエント・ヴァイブを世界中のダンスフロアに広めている。
勝井祐二
音楽家/ヴァイオリニスト。1964年北海道生まれ。エレクトリック・ヴァイオリンの表現の可能性を追求し続ける第一人者。「1991-1992 JAPAN – UK Festival」の中心展示「VISIONS OF JAPAN」(Victoria and Albert Museum)のサウンド・ディレクターを務め、渡英。帰国後、日本最初期のレイヴ・パーティー “WATER” をオーガナイズする。BONDAGE FRUIT、DEMI SEMI QUAVER、TWIN TAIL、渋さ知らズ、カルメンマキ and サラマンドラ、SIGNALSを始め、様々なグループ/セッションに参加。1996年、山本精一と「ROVO」結成。フジロック・フェス、メタモルフォーゼ、ライジングサンロック・フェス、アラバキロック・フェス、ドイツ・メールス・フェス等の国内外のフェスティヴァルに参加するなどして、1990? 2000年代の東京のジャンル越境(オルタナティヴ)のシーンを牽引した。2002年に初来日したファナ・モリーナ、フェルナンド・カブサッキとの共演を機にアルゼンチンの新しい音楽シーンと交流を深める。2009年には、サイケデリック・ロック・バンド「GONG」の結成40周年を記念したアルバムに、スティーブ・ヒレッジと共に参加。
Koss a.k.a. Kuniyuki
札幌を拠点に活動するkossこと高橋クニユキ。KUNIYUKIやKUNI名儀ではdeephouseやjazzシーンでのダンスミュージックで世界の音楽ファンを魅了させているが彼のelectroやtehcno、ambientなどの要素を実験的に取り入れたUNITがKossである。 2000年Koss名義の「Ring」をリリース、2001年Big Chillへの参加により、国内外のアーティスト、メディアから一気に注目を集める事となる。2005年よりMule Electronicより数々の作品をリリースし始め、同年よりlaptopを使ったliveを始める。活動の中ではMusium Of Plateの、saiko tsukamotoとのUNIT “SAIKOSS” を始めsaikoのpianoとkoss ambientがmixされたnew worldが展開され、2006年ビックフェスティバルSoner Japanでliveを披露し、ジェフミルズに大絶賛されるなど、海外からの評価も高い。近年ではAME、DIXSONなどの作品をリリースしているInnervisionsからambient CD「MUTING THE NOISE」に “negai” という曲で参加。2008年にはアルバム「Ancient Rain」リリース、そして現在はminilogueとの共作アルバムを進行中。